城山三郎 [映画・TV・本]
12日の夜TBSで放映された「そうか、もう君は いないのか」
田村正和がどうやって城山三郎を演ずるのかと当日まで楽しみでした、
先立たれた奥様とのラブストーリに仕上がってました。
2007年3月22日、享年79才で亡くなったが、外見とはちがう燃えるような激しい 内面。
生涯を終える数年前にTVや新聞紙面に現した。 あの一時は廃案となり、報道に関する規制を緩和して成立した「個人情報保護法」 戦前、治安維持法の拡大解釈から被害を受けた人々、 その法案と同じ匂いを感じた城山は猛反対した。
自由主義国家とは言論の自由をもってバランスがとれている。 この法案を閣議決定した内閣が史上最低なら これを通過可決する議員は史上最兇の議員たち…城山三郎 法案を作った議員や携わった人々の名を刻んだ「反碑」を立てて責任を風化させたく ないととも言っていた。
当然当時の小泉首相にも直接会い、法案の廃案を直訴している。 法案を通した国会議員たちの参列する彼の告別式…彼は、きっと「マンザーイ!」と でも叫んでいたのかな? (「マンザーイ」…「落日燃ゆ」の最後の締め文句)
城山三郎を知ったのは「落日燃ゆ」の初版を偶然本屋で買ってから… 戦犯の物語、処刑されたただ一人の文官・広田弘毅元首相の物語。
奥様が亡くなられて1.5年かけて書き上げた「指揮官たちの特攻」 終戦を知らず、飛び立った特攻機。公式発表は自爆。 沖縄の勝利の米軍パーティー会場を見て、突っ込まず飛び越し自爆したんだろうと 推理した城山。 そう推理する内容の物語であった。 奇襲の真珠湾、もし終戦後に特攻していたら、戦後処理が変わっていただろうと… ただ自爆としか知らされていなかった少尉の娘さんは この作品で初めて父の死の意味を知り、父を誇りに思ったと言う。
2009-01-14 11:10
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